会社に着いて。
心療内科での診断後。
食欲はなかったけど軽くサンドイッチを食べ、会社へ向かった。
今思うとあんな状態でよく出社したな。
とにかく行かなきゃ!週の初めの月曜、行かないと仕事が滞る!そんな風に思いながら電車に乗った。
思いとは逆に、吐き気と動悸がすごい。
しんどい。
身体がしんどい。
会社に着いて、
遅くなってすみません…
って座った瞬間、また涙がブワーッと溢れてしまった。
隣の席のチームメンバーが「大丈夫ですか!?」と背中を摩ってくれた。
「夕方からのテレビ電話会議、リスケになったので今日は帰った方が…」
「でもでもやる事がたくさんあるから…」
涙と鼻水を流しながら来ている問い合わせメールを返信していた。
その後、泣いてる現場にいなかった上司が何の気なしに「マイコさーん!体調だいじょぶ??」と声をかけてくれたけど、「だ、だいじょうぶじゃないんです…」とまた泣いてしまい。
「落ち着いたら話聞かせて?」と急遽面談することに。
先週からの症状と今朝の症状、内科での話や、即心療内科を勧められて受診したこと、帰る時間帯が1番辛いので、その時間帯にお薬を飲むように処方されたこと。
とにかく自分の能力が足りず仕事ができなくて、更に時間が足りなくて納得いくまで仕事を進められないこと。毎日新しい仕事が降ってきて、それをうまく捌く余裕が持てず、対応出来ない自分が許せないこと。
家に帰ってもしんどくて家の事が何もできないこと。
またしても泣きながら話した。
勝手な僕の見解だけど、きっと突然今日心療内科に行くことなって、この状況に驚いてるよね?心の風邪だと思って、あまり思いつめないでね。誰もマイコさんを能力足りてないとか、できてないなんて思ってないよ。
上司はそう言ってくれた。ただそれだけでも心は救われた気がした。
確かに今はタスクが重なってるし繁忙時期だから、落ち着いて仕事ができるように業務をこちらでも整理するね。
ありがとうございますとまた泣いた。
ちゃんと自分でアラートを立ててこんな風になる前にちゃんと、
キツイです
できません
どうにかしてください
って伝えるべきだったんだ。
けど、できなかった。
帰り際に処方されたお薬を飲んだ。
とても身体が軽く感じて、そういえば久しぶりに音楽を聴きながら帰った。
お迎え前に夕飯の買い物にも行けた。
ここ何年も1品作ることがやっとだったけど、3品作ることができた。
子どもたちと一緒にお風呂に入ることができて、一緒に布団に入ることができた。
不安な気持ちはまだ少し残っていたけど、身体的にはすごく安定していた。
お薬すごい。
このままだったら、仕事も辞めずに、今の生活が続けられるかも。
そう思った。